書籍・雑誌

「司馬遼太郎」のトリガー

村井重俊著『街道をついてゆく 司馬遼太郎番の6年間』を書店で見掛けて読み終えた頃から、ばらばらにした司馬遼太郎の講演録や追悼記事などをなぞるように読んでいる。そこには本人が書いた追悼文も含まれているが。手元にある背表紙が読める著作は次のものである。

愛蘭土紀行Ⅱ
関が原(上)
歳月
坂の上の雲(二)
南蛮のみちⅠ
南蛮のみちⅡ

これらを読み終えて廃棄する頃には、また別の著作が現れているだろう。

旅先で観た湯川秀樹との対談番組の記憶が今でも残っている。

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生きてあるものとして

永井路子著『炎環』を読んだ。NHK大河ドラマ「草燃える」の下敷きになっている。ある回をラジカセで録音したテープに梶原景時のせりふが残っている。脚本家は原作を踏襲している。ドラマが先なので、キャストが抜き差しならないものになっている。晴れやかな人物は誰もいないので、出演者は困惑したことだろう。不安と悲しみは一編の小説を読破させる。それは人間を凝視する作業である。

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ボールをキャッチする

だって、野球のコーチなんていうのは毎年代わる可能性があるわけじゃないですか。そうしたら、去年言われていたことと、今年教わっていることでは正反対だっていうこともあるんですよ。そんなのにいちいち自分が合わせていたら、自分の型なんてずっと見つからないままですよ。(イチロー)『イチロー 北野武 キャッチボール』

閉館間際の図書館で『キャッチボール Ichiro meets you イチローに糸井重里が聞く』を手に取った。上の本を引用する部分が多く見られたので図書館で予約して読んだ。今誰かと話がしたいと言うときの相手として、北野武を想定すると分かりやすいかもしれない。そういう場で上のことばが発せられたとするならば、その含蓄を測ってみようと思った。

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古本を買う

外山滋比古著『フィナーレの発想 わがライフワーク論』(昭和57年12月発行)を買った。150円なり。元は340円。昔は本が安くてうれしかった。コストパフォーマンスが高そうな気がしてくる。物が古いだけに、中古店で見掛けて、他を当たったが、ないので、振り出しに戻って買った。

本でも何でも、時期を外すと手に入れられなくなる。二度見るようになった本は、買えという合図なのだろう。

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捨てる読書

1/2 → 3/4 → 7/8 。本を読み進めるときは、総頁数にこれらの係数を乗じて、それを目安にして先を急いでいた。他の方法として、章で切り離して、適当に読むこともあった。いずれも読み終えたら廃棄している。

人生の残り時間を捨てる前に、生きるための読書を人はしているのだろう。残された書物は、生きようとした名残であるかも知れない。時間は、それを無くすには余りにも速く進んだ。

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一つの鍵で自分の人生にある全部のドアが開く必要はない

これは個人情報を一つのIDでまとめることを否定するためのフレーズである。即ち、複数のIDで管理することを提唱しているということになる。フェイズ毎にIDを付与していけばよいということ。一人の人が自己同一性を重んじて統一しようとする傾向を戒めている。そういう時代に生きているということを認識した。

私は最初、一つの才能で人生を渡ることはできない、あるいはもっと拡張して、能力を自分で開発して生きていく方法もある、という意味に取ってしまった。魅力的なフレーズである。

(湯川鶴章 編集『ウェブを進化させる人たち』 pp.120-123 を読んで)

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夜明けのネットレース 2

電子販売促進企業、広告代理店)

電子販売促進エージェントは顧客に代わって、下記の専門的な作業を代行する。

販売促進の手法
自社ホームページを見てもらうためのもの ホームページ検索サイト(Yahooなどのサーチエンジン) への登録
リンクサイトへの登録(リンク効果は、リンク先のホーム ページ・アクセスユーザーの10%程度)
懸賞サイトなどアクセスの多いサイトへの登録
アクセスの多いWebページ、メールマガジンへの広告
メールによる攻めの開拓 メールマガジン、メールニュースの発行
ダイレクトeメールの手法
プレスリリース(マスコミへのニュースの提供)  

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夜明けのネットレース 1

第10章 好きなことを追求する

■占い師
 占い師……占いの方法:対面鑑定|手紙、メールによる通信鑑定|電話鑑定
 占い学校・個人指導
 占いグッズ販売
 占い情報サービス……一般雑誌、専門雑誌|インターネットのコンテンツ

■中古自動車査定士
 中古車販売店、買い取り専門店
 新車よりも安く手に入れたいと考える消費者は年々増加している

■宝石鑑別者・宝石鑑定者
 鑑別:宝石の種類を見分ける
 鑑定:宝石の価値(色、透明度、重さ、天然石か合成石かなど)を見極め、鑑定書を作成する

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中島敦「山月記」のこと

初めて接したのは、学生時代の国語の授業においてである。その後、月刊ASCII 2000年2月号付録に「青空文庫」があり、他の作品とともにプリントしただけで読まずにいた。中島敦の「山月記」は、硬い文章だと長い間思っていたが、それ故にかその簡潔な出だしの文体が気になっていた。再読して、初めて作品の趣旨が分かったような気がした。李徴の境涯を人間のプロトタイプとして捉えることができる。

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ネットの話に聞き耳を立てる

書店で『ウェブ人間論』なる新書を買った。ブログの話題で埋め尽くされた感があったが、対談形式の合計16時間の内容であるから、読みやすくはあった。リアルの世界での金の動きが主であり続けるという飾り気のない発言は、対談であるからこそ出る実質であると感じられた。情報には金銭的価値が乗っかってこない、といううれしいような、また困るような見解があった。システムの開発を業としたときの戸惑いを苦く思い出すこととなった。
私は、インターネットの界うちは覗いて見なければ知り得ないという意味合いで、現実世界とは別の層の出来事であるというやや古い観念を持っている。「ネットに関するリテラシーは使っていれば自然と身に付く」という助言を含めて、細切れでないボリューム感のある内容に作家の良心を感じた。

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